廃水処理

 

こんにちは。

 
今回は廃水の処理の仕方について解説いたします。
 
皆さんは塗装工事をした道具等を洗った後の
液体をどのように処理しているかご存知ですか?
 
KEN塗装では、凝集剤という粉末のものを使用し、
塗料廃液と水を分離させるようにしています。
 
廃液の入った容器にこの粉末を撹拌機で混ぜながら
粉が舞わないように入れて攪拌します。
1分ほど混ぜてからしばらく置くと
上下に水と塗料カスとに分かれます。
これを、別の容器を用意してろ過シートでこします。
この水の方は透明になれば下水に流せます。
塗料カスの方はおがくずと混ぜて乾燥させて捨てます。
 
写真はろ過シートを通し終えたところです。
この濁り水をそのまま流すと不法投棄にもなりますし、
下水菅を傷めたり、川や海にダイレクトに流れてしまうような場合は
魚や鳥などの生き物の体内にも入ってしまいます。
将来的に生態系を乱したり、地球に住む様々な生命体に悪い影響を及ぼし
地球環境にも被害が及びます。
 
作業する材料としては
凝集剤と水を入れる容器と撹拌機とろ過シート、
あとは、撹拌機の電気が使用できる作業スペースさえあれば
すぐにできる作業です。
 
ただし、電気が使用できない状況で
棒(垂木など)で混ぜたりすると凝集剤がダマになりやすく
凝集効果が下がってしまうので
撹拌機を使用することをおすすめします。